以下のお話は前回のブログ「うを友の歴史」と、ちょっと関係する話なんですが、非常につまらん話ですのでご了承くださいませ。
(尚、話と写真は関係ありません。写真については後ほど・・・。)
当店は毎朝、京都の中央市場まで仕入れに行きます。
ちなみに、京都の中央市場は日本で一番最初に出来た中央市場です。皆様ご存知でしたか?ちょっと調べてみたんですが、1927年(昭和2年)に開設されたそうです。
話は戻りますが、市場では、仲買人の皆さんや、当店と同じように仕入れに来ている同業者の方たちと毎朝のようにたわいもない会話が飛び交います。もちろん、それはいろいろな情報交換の場でもありますが、ほとんどはどうでもいいような世間話や冗談です。♪
これからの話は、二代目の父が市場で同業の方たちと交わした会話の話です・・・
前回のブログでお話しましたように、当店の歴史は80年そこそこです。しかし、京都には200年、300年と続いているお店もたくさんございます。
ある日、市場で同業者何人かがある店先で顔を合わせ、たわいもない会話をしている間に、たまたまそんな話になったそうです。
「おたくの店は歴史が古いなぁ~何年ぐらいやったはるんや?」
「120年くらいなるんか?」
なんて感じで話が始まったらしいのです。
「へぇ~♪ それは長いなぁ♪ 」
「ほな♪ おたくで何代目なんや?」
・・・とか、言いながら、最初はなごやかにお互いの店のことを話していたらしいのです。
すると、そこにもう1人、横から急に話に入ってきた人がいて、その人も同業者なのですが・・・
「 なんや! 100年や150年ぐらいでは何もたいしたことあらへんがなぁ!うちなんかもう300年以上やで!!」
・・・と、その時のその人の話口調とあまりにも偉そうな態度に、まわりはいっきに嫌~な雰囲気になったそうです。
それまでは黙ってみんなの話を聞いて喜んでいた父も、これには腹が立ったらしく。
「 ワシに言わしたら300年もまだ新しいほうやでぇ~」と!
「ほな、おたくはいつからやったはるねん?!」
・・・と、その人の問いに、すかさず父は!
「うちは弥生時代からや♪♪」 「縄文懐石で有名なん知らんか???」
・・・と、答えたそうです
この、あまりのバカバカしさに、その人は何ともいえない表情で黙って立ち去っていったそうです。
「あ~ スーッとした♪」・・・と、父は満悦した表情でそのときの話をしていましたが、よくもまぁ、そんなバカらしいことがとっさに言えたものだと感心します。
「何で弥生時代やのに縄文懐石???」って思いますが、「縄文懐石」っていう響きは、なんか語呂が良くって気に入ってます。(笑)
ほんまにしょうもない話ですいませんでした。
・・・写真ですが、何もアップするようなものが無かったので、昔、料理展示会に出展したものをアップしました。
普通の写真をさらに携帯カメラで撮ったので画像が悪くて申し訳ございません。
染付けの大皿に盛ってあるのは、海老芋の雲錦饅頭、焼き海老芋鴨射込み、風呂吹き海老芋、の三種です。写真では分かりづらいですが、風呂吹き海老芋はウサギの形の香合のように剥き、中に柚子味噌を入れてあります。